サイコロ

サイコロを転がすと、micro:bitのLEDに目が表示されます。


使っている機能


  • 加速度センサー
  • LED


用意するもの


  • micro:bitをはじめようキット × 1セット
  • 単四電池 x 2本
  • 500ml ペットボトル x 2本 ※透明の入れ物で角がない物であればなんでもOKです
  • モールや綿など、サイコロの中に入れるかざり物
  • セロテープ
  • カッター、はさみ



※「micro:bitをはじめようキット」の代わりに、こちらの商品でも作れます。


プログラミング


サイコロのルールはこのようになっています。

ルール:
①micro:bitがゆさぶられたとき(=サイコロが転がったとき)に、サイコロの目の数を決める
②micro:bitの画面が上になったとき、サイコロの目を表示する

今回のポイントは、micro:bitの加速度センサーを使って「ゆさぶられていること」と「画面の向き」を調べることです。

micror:bitの加速度センサーについて
micro:bit本体の動きを検知できるセンサーです。図のように、3方向の動きを知ることができます。
図8

micro:bitの動きを調べられる便利なブロックがたくさん用意されているので、確認してみてくださいね。(ツールボックス「入力」の中にあります。)
図9



それでは、ルール通りに動くようにプログラムを作りましょう。

  1. まず、ゆさぶられたときに目の数を決めるプログラムを作ります。
    変数「サイコロの目」を追加し、値は1から6までの数字のどれかにします。

    ※プログラムに「どれか」を選んでもらいたいときに「乱数」ブロックを使います。
    プログラム1

  2. 次に、画面が上になっときに目を表示するようにします。

    プログラム2

  3. 転がす度に目の数を決めていることがわかるように、表示を消す命令を追加しましょう。

    プログラム2

  4. シュミレーターでプログラムの動作を確認しましょう。
    シミュレーターの右上、「〇SHAKE」をクリックするとmicro:bitをゆさぶったことになります。

    図7

  5. シュミレーター上で問題なく動いていたら、micro:bitにプログラムをダウンロードし、動かしてみましょう。


完成したプログラム


工作


ここでは、ペットボトルを使った例を紹介します。
身の回りにあるものを使って、オリジナルサイコロを作りましょう!

カッターを使う時は、ケガをしないように注意しましょう。

工作のポイント:
できあがったサイコロを転がしてみましょう!必ずmicro:bitの画面が見える状態でサイコロが止まると思います。 これは、電池ボックスが重りとなり、電池ボックスが下にある時にサイコロが止まるからです。

micro:bitの画面が見えない状態で止まってしまう場合は、サイコロの中に入れているかざり物の位置を調整しましょう。



プログラムをちょっと改良

実際に遊んでみたら、電源を入れた直後、転がす前に「0」が表示されることがあると思います。
これは、変数「サイコロの目」にまだ数字を入れていないのに、画面が上になって「サイコロの目」をLEDに表示させているからです。
「0」を表示させたくない場合は、次のプログラムを追加しましょう

プログラム8


工夫しましょう


バングルモジュールを追加しサイコロの目を表示するときに音を鳴らすなど工夫し、オリジナルサイコロを作りましょう!

音を鳴らすプログラム例

プログラム4